はじめまして、私、池田屋の寺本と申します。
コーヒー好きのディレクターさんよりNEWコンテンツのお話しをいただいてから二ヶ月。私は悩みました。とても、とても、悩みました。
実は私、コピーライターなのに…自由に文章を書くことがとっても苦手なのです。フェイスブックやら、ブログやらも大の苦手。「で、何を書けばいいの?」というのが、正直なところ本音でした。
でも最近、この企画に参加させてもらってから、これも自分を変えるいいチャンスなのかな。このコラムといっしょに、少しでも変われたらいいのかなと、思えるようになってきました。
かたつむり そろそろ登れ 富士の山。
先日、なぜか夜の宴で話題になった、小林一茶の名句。
ゆっくり、かたつむりのように、そろ、そろ、と。
これからはじまる『むすこの背中』も、そんな感じのコラムです。読者の皆さまにも、の~んびり、気長にお付き合いいただけたらうれしいです。
アラフォー親父と小学生の息子でつくる“日本一スローなコラム”。家事の合間やおやすみ前のひとときにでも、気楽にお楽しみください。
さて、記念すべき一回目は、コラムの紹介も兼ねて本番前のプレコラムを書いてみました。
題して、むすこの背中 ~奇跡の誕生秘話~。
何とも大げさなタイトルですが、ご安心ください。内容はゆる~いです。
「もぉ、て ら も と くん、ながいよ、ながい!」
「肩のチカラをぬいて、ほら、もっとぬいて!」
おっと、また、ディレクターさんに叱られちゃった…
では、そろそろ(笑)
『むすこの背中』、はじまり、はじまり~。
ねぇ、ねぇ、て ら も と くん。
あのさぁ、何かこう…そうだねぇ…ほらあれ!ライトに…いやぁ、気軽に、伝える?みたいな…?まぁ、いいや、とりあえず書いてみてよっか!
コーヒー好きのディレクターさんが、ざっくりと企画の構想について話してくれたのは、セミの鳴き声も落ち着いてきた9月なかばのことでした。
コラムのテーマ、どうしよう…
あの日から思い悩むこと一ヶ月。
コンテンポラリーダンスに夢中の法月店長はネットショップのこと。ベルトの穴が一つしかない池田(あ)部長はランドセルのこと。コーヒー好きのディレクターさんは、たまに登場…え!?
続々と決まっていくコラムのテーマ。もんもんと悩んでいる間にたんたんと時は過ぎ、ノーアイデアのまま企画案の発表日を迎えてしまいました。
その日はいつもより早起きでした。
いつもより早く目覚めた発表日の当日。部屋を出て、階段を降りようとしたとき、ちょうど息子が玄関で学校に行く支度をしていました。
「リコーダー持った?体操着は学校にあるのね!?もぉ~~!!遅れちゃうから早く行きなさぁい!!」
玄関から聞こえてくるママの声。
あぁママ、あんまりご機嫌がよろしくないようだ…
どうしよう、何かしなきゃ、何がしなぎゃあぁ~~
…そうだ!
たまには息子を途中まで見送ってみよう。
ダダダダダダダダダダ(急いで階段を降りる音)
「おはよう!(元気よくママに)」
ガチャ(玄関を開ける音)。
嘘じゃなかった、早起きは三文の徳。
ママの爆弾投下にも動じず「行ってきま~す!」と自宅前の坂を駆け上がっていく息子。
ぼう然と消えゆく彼のうしろ姿をみていた、そのときのことでした。私の脳の奥の奥に眠る小さな小さな豆電球がピカッ!としたのです。
…これだ。
とっさにズボンのポケットからスマホを出し、大声で息子を呼び止めて写真をパシャリ。
その後、大急ぎで支度をして会社へ。必死にアイデアをまとめて、何とかぎりぎり発表時間にセーフ!
嘘じゃなかった、早起きは三文の徳。
いや、三文以上の価値を実感した、いい早起きでした。
★次回予告★
最後までお読みいただきありがとうございました!
さて次回は、むすこの背中 ~正しい楽しみ方~。
どうぞお楽しみに^^