ランドセル選びで迷うポイントの一つが「サイズ」ではないでしょうか。ランドセルのサイズ選びでは、縦幅・横幅だけでなく、収納力を左右する厚みにも注目しましょう。
今回は、小学校への進学を控えたお子さまがいるご家庭向けに、ランドセルのサイズに関する基礎知識や選び方を解説します。
この記事でわかること
・ランドセルのサイズの選び方
・ランドセルのサイズの基礎知識
・ランドセルのサイズ選びで考慮したいポイント
ランドセルのサイズ選びは横幅と厚みが重要!
ランドセルのサイズ選びで特に注目したいのは、横幅と厚みです。横幅は収納できる物の大きさに影響し、厚みは収納量を左右します。大きければ大きいほどよいというわけではないため、ランドセルの標準サイズを知ったうえで、それ以上のスペックを求めるか検討してみましょう。
横幅:一般的なサイズはA4フラットファイル対応サイズ
現在主流のランドセルはA4フラットファイル対応サイズで、教科書やフラットファイルが折れ曲がることなくすっぽりと収まる大きさです。
フラットファイルとは、プリントの収納・保管に用いられる書類整理用のファイルです。一般的な教科書のサイズがA5~B5であり、A4フラットファイルは教科書より一回り大きいサイズです。
画像引用:フラットファイル NEOS 厚とじA4縦 25mmとじ ターコイズブルー | コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップ
A4フラットファイル対応サイズには、タブレットや13インチのPCも問題なく入ります。標準的な寸法は、内寸(ランドセル内部のサイズ)が縦31cm×横23cmとなっており、外寸(ランドセル本体のサイズ)はこれより2~3cmほど大きく見積もる必要があります。
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会の調査によると、2024年度に入学したお子さまのランドセルのサイズは、A4フラットファイル対応が全体の6割以上を占めていました。データ上は6割となっていますが、実際には現在作られているランドセルのほとんどがこのサイズと考えてよいでしょう。池田屋のランドセルも、すべてこのサイズです。
なお、現在主流ではないものの、ランドセルのサイズには次のような種類もあります。
これらは少し横幅が狭く、A4フラットファイルはきれいに収まらない可能性がありますが、専門店では現在ほとんど扱っていないため、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、中古品や型落ち品はこれらのサイズの可能性もあるため、購入前に確認しておくと安心です。
また、私立の小学校はランドセルが指定されていることも多く、この場合は小さいサイズとなるケースもあります。
厚み:現在はできるだけ厚みがあってたくさん物が入るランドセルが選ばれやすい
ランドセルの収納力を左右する本体部分の厚みに関しては、各メーカーでサイズが異なります。現在は、男の子・女の子ともに、たくさん物を入れられるような大容量のランドセルが人気です。この需要に対し、メーカーもできるだけ容量が大きなランドセルを作っています。
大マチ(ランドセル本体の奥行き)の内寸は11~12cm程度が一般的ですが、さらに小マチと呼ばれるサブポケットで容量を増やしている商品も少なくありません。大マチだけでランドセルの容量が決まるわけではないため、小マチなども含めた収納力を確認しましょう。
メーカーとしてランドセルのサイズに関して考えていること
上記したとおり、ランドセルの標準寸法はA4フラットファイル対応サイズとなっており、横幅については選ぶ余地がほとんどありません。一方で、厚みに関しては各メーカーで差があります。大容量のランドセルを選びたい場合は、厚みに目を向けるとよいでしょう。
一方で、2018年に文部科学省が「状況に応じて学習用品を学校に置いて帰ってもよい」と置き勉を認めたことで、必ずしもランドセルが大容量である必要はなくなってきました。
「ランドセルは大きいほうがよい」という風潮はあるものの、お子さまの学習環境が今後変わっていく可能性も考えると、厚みに関しても必須条件ではなくなるかもしれません。ランドセル本体を大きくすればその分重くなり、お子さまの体への負担も増えます。よって、サイズ選びに迷ったときには、必要な容量を確保でき、なおかつ極力コンパクトなランドセルを検討してみてはいかがでしょうか。
池田屋のランドセルは、特殊な小マチで収納力を向上させています。着脱が簡単なベルトを調整することで小マチが箱型に広がり、通常時より多くの荷物を収納できるのが特徴です。小マチは薄く畳んでおけるため、荷物が少ないときにはコンパクトにお使いいただけます。
ランドセルのサイズの基礎知識まとめ
ランドセルのサイズは、A4フラットファイル対応サイズが現在の主流です。科書やタブレット、プリントをまとめたフラットファイルもすっぽりと入ります。厚みに関しては各社で異なり、厚みがあって収納力の高いものが選ばれています。
ただし、ランドセル選びで後悔しないためには、一般的かどうかよりもお子さまの体に合うことが大切です。コンパクトでも十分な容量を備えたランドセルもあるため、サイズ以外のポイントにも目を向けてみましょう。
池田屋のランドセルは、お子さまの体のことを考えた軽量設計でありながら、サブバッグいらずの収納力を備えています。また、ご購入後6年間は完全無料修理の保証対象です。毎日の使用で負担がかかりやすい肩ベルトや錠前など、破損部位・理由を問わず修理対象となるため、お子さまのご卒業まで安心してお使いいただけます。