ランドセルは価格の幅が広いので「安くても機能に問題はないの?」と、疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?安い方がうれしいと思いつつ、安すぎるとかえって不安になりますよね。
ランドセルは、安いからといって必ずしも品質が低いということはありません。ただ、デメリットもあるので、きちんと理解してから選ぶことをおすすめします。
今回は、安いランドセルを選ぶ際の失敗しないポイントと、価格だけでランドセルを選ぶリスクについてご説明します。
この記事でわかること
- ランドセルの平均購入額
- 安いランドセルでも失敗しない選定ポイント
- 価格だけでランドセルを選ぶリスク
安いものから高いものまで|ランドセルの価格帯はどれくらい?
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会が、2024年4月入学の小学生の保護者を対象に実施したアンケートによると、ランドセルの平均購入額は「59,138円」という結果になりました。
価格別で見ると、65,000円以上のランドセルを購入する割合が最も多く、全体の37.6%を占めています。また、ランドセルの金額が下がるにつれて、購入割合も減少する傾向が見られました。
多くの方が中~高価格帯のランドセルを選んでいることがわかります。
引用:ランドセル購入に関する調査 2024年|ランドセル工業会
ランドセルの値段の相場はいくら?価格帯ごとの特徴・選定ポイントを解説
安いランドセルでも失敗しない選定ポイント
安いランドセルを選ぶ場合でも、6年間使い続けることを考えて、少なくとも以下の4つのポイントは、確認しておくことをおすすめします。
- 保証(保証の有無/有料 or 無料/期間/内容)
- フィット感・体感重量
- サイズ
- いつ作られたか(製造年が古すぎると、生地等が劣化している可能性があるため)
特に保証内容が不十分だと追加の修理や交換にお金がかかり、結果的に高くついてしまう可能性もあります。
信頼できるメーカーの製品を選ぶと、安くても高品質で十分な保証がついたランドセルが手に入りやすくなりますよ。
ちなみに池田屋で最もお手頃なランドセルは「No.90 防水クラリーノ スーパーライト」です。
【No.90 防水クラリーノ スーパーライト:税込47,000円】
<特徴>
- クラシカルな雰囲気が特徴の「半かぶせ」タイプ
- 絵本ナビ 子育てベストアイテム大賞2024で、大賞を受賞
- 上下左右に動く独自の背カン(肩ベルトとランドセル本体をつなぐパーツ)により、お子様の体形に合わせて肩ベルトが隙間なくフィット
- 池田屋基準の耐久性と強度の限界まで軽量化(約810g)
- 現在主流のA4フラットファイル対応サイズで、タブレットや13インチのパソコンもすっぽり入る大きさ
- カラーバリエーションは「クロ、ライトブルー、キャメル、ミント、ラベンダー」の5色
さらに池田屋では、以下の2つのケースを除き、どのような理由でも入学から6年間無料で修理いたします。
- 使用自体に問題のないケース(汚れ、キズ、シワ、いたずら書き等)
- ランドセル本体をご用意いただけないケース(自然災害、盗難等)
安いのでいい?価格だけでランドセルを選ぶとこんなリスクも
安いランドセルには、廉価モデルや海外製品、型落ち品など、いくつか種類があります。このなかでも、特に海外製品や型落ち品は、保証や品質、機能が不十分な場合があります。
体に負担がかかってしまう・使い勝手に差が出る可能性がある
安さに特化して作られている海外製品などは、国産メーカーのランドセルと比べるとフィット感や機能はどうしても劣ります。
たとえばフィット感に関しては、ランドセルが体にうまく密着せず、重さが特定の部分に集中して体に負担がかかる可能性があります。
また、使いやすくするための機能もカットされているかもしれません。
国産メーカーのランドセルに当たり前についている機能も海外製品にはついていない可能性があるので、購入する前にサイズや使い勝手、フィット感をはじめ、細かな部分まで必ずチェックすることをおすすめします。
買い替えが必要になったり結局高くついてしまったりする可能性がある
型落ち品は性能の問題はないのですが、生地の寿命が原因で6年間使い続けられない可能性があります。素材の経年劣化は避けられないので、購入したときにすでに製造から期間が経っているランドセルは、使っているうちに耐久性に問題が出てくる恐れがあります。
また型落ち品は、現行品と同じ保証が付かないケースも珍しくありません。
生地の寿命が理由でランドセルの買い替えや有償修理が必要になると、「最初から最新モデルを買ったほうが安く済んだ」といった状況になってしまう可能性もあります。型落ち品を購入するときは、製造時期も確認してみてください。
お子様が選べる選択肢が減ってしまう
予算の都合を優先してしまうと、お子様が選べるランドセルの種類が限られてしまいます。
特に型落ち品はデザインやカラーのラインナップが限られるため、お子様が希望するランドセルがない場合もあります。
ランドセルは入学への期待感を高めてくれますし、通学の楽しさや喜びにもつながる大事なアイテムなので、できればお子様が「これがいい!」といってくれるものを選びたいですよね。「強いて選ぶなら」といった、消極的な選び方になってしまうのは残念なことです。
予算の範囲内でできる限りお子様の希望を尊重し、一緒に選ぶことをおすすめします。
まとめ
安いランドセルを選ぶときは「保証」「フィット感・体感重量」「サイズ」「製造時期」の4つは、あらかじめ確認しておきましょう。特にしっかりした保証がついていると、長い目でみれば買い替えや追加の修理・交換費用がかからず、結果的に安く済む場合があります。
また海外製品などは、国産メーカーのような機能がついていない可能性もあるので、細かな部分までチェックしてから購入することをおすすめします。
お子様が「これがいい!」と言ってくれるランドセルを見つけられるよう、希望を聞きながら一緒に探してみてくださいね。