ランドセルを選ぶときは、実際に背負ってみて、無理なく背負えるかを確かめることが大切です。
体に合っていないランドセルは、背負い心地が悪く体への負担にもつながるので、ぜひ一緒に見てあげてください。今回は、ランドセルを試着するときのチェックポイントやその大切さについてご説明します。
ランドセルを背負ってみることの大切さ
ランドセルの「背負いやすさ」は、メーカーによって考え方がさまざまです。また、同じランドセルでも、お子様の体形によって背負った感じが変わることもあります。これは、服の着心地や靴の履き心地が人によって違うのと同じようなものです。
体に合わないランドセルは重く感じやすく、体への負担もかかりやすくなります。また、こうした負担が長く続くと、姿勢や健康にも影響が出てしまうかもしれません。
ランドセルは入学から6年間ほぼ毎日使うものです。だからこそ、お子様の負担が少なく快適に使えるものを選んであげてください。
ランドセルの背負いやすさは、実際に背負ってみることで初めてお子様の体に合っているか確かめられます。肩や背中への負担、重さのバランス、全体的なフィット感など、ぜひ確認してみてください。
ランドセルの背負いやすさがどこで決まるのかについては、以下のページで詳しくご説明していますので、こちらもぜひご確認ください。
>>ランドセルの背負いやすさは何で決まる?背負いやすさを決める6つのポイント
ランドセルを背負うときのチェックポイント
ランドセルを背負うときには、いくつかのチェックポイントがあります。
- 肩ベルトが身体に密着しているか
- 背中に違和感がないか
- 重さの感じ方
- ベルトのつなぎ目(バックル部分)
これらのポイントを押さえることで、お子様にとってぴったりのランドセルを見つけやすくなります。それぞれのチェックポイントについて見ていきましょう。
チェック①肩ベルトが身体に密着しているか
肩ベルトは、ランドセルを背負う際に特に確認しておきたいパーツです。荷物を入れて重くなったランドセルを支えるのは、主にこの肩ベルトになります。そのため、肩ベルトが密着していないと次のような問題が起こることがあります。
- 荷物の重さで後ろに引っ張られ、身体に負荷がかかる
- 重さが分散されず重く感じる
- 接している部分に肩ベルトが食い込む
- 歩くたびに肩ベルトが動いて、身体や服が擦れる
こうならないように、試着するときは肩ベルトのフィット感を慎重に確かめてくださいね。
試着する際、まずは気をつけの姿勢で真っすぐに立ちましょう。展示されているランドセルを試着する際は、そのまま背負うのではなく、あらかじめ肩ベルトの長さを調整しておきます。
なお、池田屋では肩ベルトの長さを調整する際に、「ランドセルの頭の位置」を目安にすることをおすすめしています。ランドセルの頭とお子様の肩の位置が同じか、少し下であればOKです。もし肩よりも高い位置にランドセルの頭がある場合は、ベルトの穴の位置をひとつ下げてから確認してみましょう。
■試着時に確認するポイント
肩ベルトの長さを調整してみて、以下のような食い込みがなく、肩ベルトが身体にフィットしている状態が理想です。
1. 肩ベルトが首や肩に食い込んでいない 2. 腰の部分にランドセルのヘリが食い込んでいない
肩ベルトが身体に密着しすぎると、締め付けられて不快に感じたり、身体が擦れてお子様に負担をかけたりする場合があります。 |
【肩ベルトに対する、池田屋のこだわり】
上下左右に動く、オリジナルパーツの背カンを使用 |
体形に合わせて自然に肩ベルトが立ち上がり、身体にすき間なくフィットします。
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超軽量モデルを除いた全モデルに牛革製の肩ベルトを使用 |
使うほどにやわらかくなる牛革は、体形に合わせてフィットします。
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肩ベルトの形状にオリジナルの「フィットライン設計」を採用 |
成長に合わせてベルトを調整しても、常にベストな位置にくるよう設計しています。
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チェック②背中に違和感がないか
ランドセルの背当て部分は、体と広く接する部分なので快適さに強く影響します。 背中に違和感のあるランドセルは、次のような問題につながりやすくなります。
- 背負い心地の悪さを感じる
- クッション性がないと歩くたびに身体にぶつかり、痛みや歩きづらさを感じる
- 背中が蒸れて、肌かぶれなどを引き起こす
試着するときは、気をつけの姿勢で真っすぐ立った状態でランドセルを背負いましょう。 そして、以下のポイントを確認してみてください。
■試着時に確認するポイント
背負ってみたときに、部品が当たって違和感や痛みがないか、ランドセルが背中に対して真っすぐになっているかをチェックしてみてください。 ほかにもクッション性や通気性にも注目して、違和感がないか、しっかり確認することが大切です。 |
【背中部分に対する、池田屋のこだわり】
背中の上部にあえて空間を確保 |
肩ベルトとランドセル本体をつなぐパーツ(背カン)が当たって痛みを感じないよう、あえてへこませています。
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オリジナルの「ピンホール人工皮革」と「エアクルゾーン」で通気性を確保 |
背当て部分の素材に、細かな穴が開いた人工皮革を使用。また背当ての内部に空気だけの空間を設けました。この組み合わせにより、新鮮な空気を取り込み、内側にこもった熱を放出します。
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背当て部分の形状にオリジナルの「ナチュラルフィットクッション」を採用 |
背中の丸みに合わせて自然にフィットします。
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チェック③重さの感じ方
お子様の体への負担を考えれば、ランドセルは当然軽いほうが良いのですが、ランドセル本体の重さだけでなく、荷物を入れてさらに重くなったときにどのように感じるかがとても重要です。
ランドセルが体にしっかりフィットすれば、ランドセルの重さはうまく分散されるので、実際より軽く感じます。反対にフィット感が良くないと、同じ重量でも重く感じてしまいます。
■試着時に確認するポイント
何も入っていない状態と荷物を入れたときでは背負い心地が変わるので、実際に荷物を入れてみて、重さの感じ方をチェックしましょう。
池田屋の店舗や展示会では、実際にランドセルに荷物を入れた状態で背負えるように、重りをご用意しています。 もちろん、手持ちの荷物を入れて確認していただくこともできます。 |
チェック④ベルトのつなぎ目(バックル部分)
ランドセルを快適に使ううえで大切なのがベルトのつなぎ目、特にバックル部分です。肩ベルトの長さを調整するための金具も、体に合っていないと次のような問題が起こりやすくなります。
- バックルの出っ張りがワキ腹やヒジに当たり、痛みや違和感が出る
- 長さを調節する留め具の先端でケガをする
■試着時のポイント
つなぎ目部分が体に当たらないか、実際に背負って歩いてみましょう。ほかにもランドセルを開けるときなど、日常の動作を試してみることもポイントです。体に当たる部分や、ケガをする心配がないかチェックしてみてください。
【ベルトのつなぎ目に対する、池田屋のこだわり】
オリジナルの留め具を採用 |
一般的なバックルベルトのように、ベルトから金具部分がはみ出ることがないので、ワキ腹やヒジに当たることはありません。
また、長さ調節の留め具には「ギボシ」を採用。先端が丸い形状なので、ケガをするリスクを低くしています。
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ランドセルはどこで背負える?
ランドセルを実際に背負って確認できる場所として、一般的なのは販売店舗や展示会です。これらの場所では、ランドセルの実物を手に取って背負い心地を確かめることができます。展示会は通年で開催されているわけではなく、ほとんどのメーカーは2月頃から7月頃にかけて開催しています。
池田屋では、毎年2月頃から6月にかけて来場予約制(入場無料)で展示会を開催しているので、実際に手に取りながらじっくりとランドセルをご選びいただけます。
また、全国6店舗のどの店舗でも全モデル・全カラーの試着が可能です。店舗での試着は予約がいらないので、お好きなタイミングでお越しください。
店舗や展示会に足を運ぶことが難しければ、レンタル試着サービスもご利用いただけます。ランドセルをご自宅でご試着いただけるサービスです。サイズや機能、背負い心地をご自宅でゆっくりお試しください。
レンタル試着サービスをご利用の際は、テレビ電話相談サービスを併せてお使いいただくと、店舗にお越しいただいたときと同じように、気になる疑問をその場で解決できます。
池田屋ランドセルをご検討中でしたら、ぜひこれらのサービスを利用してみてくださいね。
まとめ
ランドセルは6年間ほぼ毎日使うアイテムなので、実際に背負ってみて、お子様の体に合ったものを選ぶことが大切です。背負ってみるときは、次のポイントを確認してみてください。
- 肩ベルトが身体にしっかり密着しているか
- 背中に違和感がないか
- 重さの感じ方
- ベルトのつなぎ目(バックル部分)の快適さ
店舗や展示会に足を運ぶことで、実際に背負ってみることができます。池田屋では、レンタル試着サービスやテレビ電話相談サービスもご用意していますのでぜひご利用ください。