ランドセルは小学校で欠かせないアイテムの一つですが、そもそも「なぜランドセルなのか」は、意外と知られていません。小学校でランドセルが使われている理由にはランドセルならではの機能が関係しています。
この記事では、ランドセルが小学生に選ばれる理由と合わせて、池田屋ランドセルのつくりを詳しくご説明します。
なぜランドセルを使うの?
小学生が使う通学カバンとしてランドセルが採用されたのは明治時代のこと。長い間たくさんの人に愛されている理由は、お子様が安心して使えるように、さまざまな工夫がなされているからです。
たとえば、体にぴったり合う設計や安全性を考えた仕組み、6年間しっかり使える丈夫さがあります。ここでは、なぜランドセルが選ばれるのか、その理由を見ていきましょう。
1.体への負担がかかりにくいから
ランドセルは、たくさん荷物を入れても、お子様の体に負担がかかりにくいように設計されています。「ランドセルは重い」と思われる方もいるかもしれませんが、ランドセル自体の重さは1kgくらいです。
教科書やノート、パソコン、水筒などを入れるので、中身も含めるともっと重くなりますが、お子様の体にぴったり合うランドセルなら、荷物をたくさん入れても重さが分散するので、実際の重さよりも軽く感じます。
ほかにも、ベルトが肩にくい込んだり、歩くたびに揺れたりしにくいのも特徴です。
■お子様の体への負担を減らす作りの例(池田屋) ランドセルの重さは肩で支える仕組みで、肩とベルトが当たる部分が広いほど重さが分散し、さらに背負いやすくなります。
池田屋では超軽量モデル以外のすべてのモデルに、使うほど体になじむ牛革の肩ベルトを採用しているので、お子様の体にぴったりフィットして、重さをうまく分散できます。 |
>>ランドセルの平均的な重さはどれくらい?軽さだけで選ぶ注意点も紹介
2.小学校での使いやすさへのさまざまな工夫がされているから
ランドセルは「子どもにとっての使いやすさ」が考え込まれたかばんです。
たとえば大人になると、たくさんのポケットがあったほうが物を分けてしまえて便利に感じるかもしれませんが、子どもにとってはかえって使いにくくなることもあります。
ランドセルは、大マチ・小マチ・ファスナーポケットと、荷物を入れる部分が大まかに分けられたシンプルなデザインで、出し入れしやすく作られています。ポケットが少ないから直感的に使いやすく、入学したばかりの1年生でもすぐに使いこなせます。
さらに、細かい部分にも工夫があります。たとえば、クルッと回すだけで簡単に開け閉めできる錠前は、お子様の小さな手でも簡単に使えるように工夫された機能です。
■使い勝手を考えた作りの例(池田屋) 「1年生のうちは、荷物の量に合わせてロックの穴を選ぶのが大変」
そんな声を多くいただいたことから、池田屋では、穴を選ばなくても自動で荷物の量に合わせてロックができるスライド式手動ロックを作りました。 |
3.6年間使い続けられるつくりだから
ランドセルは、小学生が毎日使っても大丈夫なよう丈夫に作られています。たくさん荷物を入れても形が崩れず、少々乱暴に扱っても壊れにくい設計です。
さらに雨に濡れても平気で、擦ってもキズがつきにくい丈夫さもあります。6年間安心して使える丈夫さがランドセルの大きな特徴です。
■耐久性・防水性・耐傷性を考えた作りの例(池田屋) ランドセルの横側に付いている「変形防止板」で、形が崩れないように守ります。
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4.お子様の安全も考えられているから
ランドセルは、お子様の安全もしっかり考えて作られています。多くのランドセルには反射材が付いているので、夕方や雨の日もドライバーからお子様の姿が見えやすく安全です。
■安全を考えた作りの例(池田屋) 反射材などの安全機能はもちろん、池田屋ではオリジナルのギボシベルトによるケガも防ぎます。
留め具のピンの先端が尖っていないので、肌を引っかいてケガをしてしまうことはありません。 |
また、ランドセルの分厚さ、丈夫さが安全に役立つことも。たとえば、転んだときにランドセルがクッションのようになって、背中や頭を守ってくれた例もあります。
ほかにも池田屋のランドセルには、細かな工夫やこだわりがたくさん詰まっています。詳しくは、次のページをご覧ください。
まとめ
ランドセルは、各メーカーが長い間、子どもたちが使いやすいようにさまざまな改良を重ねてきました。現在では軽くて丈夫で、水にも強い特別なかばんになっています。こういった特徴から、小学生が使う通学かばんとしてずっと選ばれ続けています。
池田屋ランドセルは、子どもにとっての使いやすさを考え抜き、さまざまな工夫を施したこども思いのランドセルです。ぜひ店舗や展示会、レンタル試着サービスで実物に触れてみてくださいね。