本革(天然皮革)のランドセルは人工皮革よりも丈夫でなじみやすく、高級感があるので、検討中の方も多いのではないでしょうか?
本革製のランドセルにしようか悩んでいるなら、どんな特徴があって何に気をつけるべきなのかチェックしてみてくださいね。今回は本革製のランドセルの特徴や実際に使っている人の感想、人気のモデルをご紹介します。
【この記事で分かること】
・本革製のランドセルの特徴
・本革製のランドセルを使うみんなの声
・池田屋の本革ランドセルの人気モデル
本革製のランドセルの特徴
人工皮革製のランドセルと比べた本革製のランドセルの特徴は、以下のとおりです。
◎引き裂き強度が高い
◎身体へなじみやすい
◎高級感がある
△重い
△価格が高い
△防水性に劣る
本革製のランドセルの良い面と気になる点もあわせて見ていきましょう。
◎引き裂き強度が高い
本革はとても丈夫な素材なので、人工皮革と比べると本革のランドセルのほうが長持ちしやすいといわれています。繊維がぎゅっと詰まっていて複雑に絡み合っているので、引っ張る力にも強いんです。
たとえば、ベルトを使った実験では、人工皮革製のものは約50kgの負荷で切れてしまったのに対して、牛革製ベルトは約80kgでも切れませんでした。
■人工皮革製と牛革製のベルトを引っ張ってみると…
実験協力:一般財団法人ボーケン品質評価機構
◎身体へなじみやすい
本革は使い込むほどやわらかくなる素材です。特に牛革の肩ベルトは、使っているうちにお子様の肩の形になじんでフィットします。
身体にもしっかり密着するので、ランドセルの重さが分散されて、背負ったときに実際より軽く感じられるのも特徴です。
◎高級感がある
本革は人工皮革よりも「きめの細かさ」「なめらかさ」「肌触り」「光沢」に優れていて、高級感があります。特に、馬のお尻部分にあたる革のコードバンは「革のダイヤモンド」と呼ばれるほど高級な素材で、きめの細かさとなめらかな質感が魅力です。
高級感はランドセルを選ぶ重要なポイントです。実際に池田屋で本革製のランドセルを選ぶ一番の理由について、見た目の高級感と答える方がたくさんいます。
■牛革のランドセル
△重い
本革は密度が高い素材なので、人工皮革製のランドセルよりも150〜700gほど重くなることがあります。特にコードバンは生地に厚みがあり、本革の中でもきわめて重たい素材とされています。
しかし池田屋では、防水性を高めるために本革製のランドセルにも人工皮革を組み合わせていて、すべて本革で作られた一般的なランドセルより軽いのが特徴です。人工皮革製のランドセルとの差は牛革で200g前後、コードバンでも300g程度となっています。
なので「本革製のランドセルが欲しいけど、重さが気になる」方にもぴったりです。
>>ランドセルの平均的な重さはどれくらい?軽さだけで選ぶ注意点も紹介
△価格が高い
本革は採れる量が限られた天然素材なので、人工的に再現した人工皮革に比べて価格が高くなりがちです。
池田屋のランドセルでも、牛革製と人工皮革製では1〜2万円ほど価格に差があります。さらにコードバンは希少性が高いことから、価格が10万円を超えることも珍しくありません。
△防水性に劣る
ランドセルに使われる本革の多くは、防水加工が施されているので、多少水に濡れても大丈夫です。ただ、本革は元々水に弱い素材です。そのため、表面加工をほとんど施さないヌメ革を使用したランドセルは、水に濡れるとシミや水ぶくれになる場合があります。
ランドセルは6年間ほぼ毎日使うものなので、日々のお手入れの手間も考えて選びたいですね。
池田屋のランドセルは、本革製と人工皮革製のどちらにも特殊なコーティングを施しているので、特別なお手入れをしなくても防水性をキープできます。
さらに内側に採用した防水フレームのおかげで、縫い糸から雨水が浸入して中の荷物が濡れてしまう心配もありません。
本革製のランドセルを使うみんなの声
ここからは、実際に池田屋の本革製のランドセルを使う子どもたちと親御さんの声をご紹介します。
みんなの声.1
No.04 防水牛革クラシック シワ加工(写真は2019年度モデル)
学校まで歩道橋を2本渡る必要があるけど、肩への負担を感じることなく通学できているとの声をいただきました。本革製のランドセルは重さが気になるものですが、背負いやすさを考えた池田屋ならではの設計のおかげで、お子様の負担を抑えて軽く感じられるようになっています。
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みんなの声.2
No.01 防水牛革プレミアム シンプルステッチ(写真は2023年度モデル)
初めは人工皮革のランドセルを検討したものの、展示会で本革のランドセルを見たときに、その風合いの違いを実感して本革を選んだそうです。お子様も「これにしてよかった」と笑顔で背負ってくれているようで、その様子を見た親御さんにも満足いただいています。
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みんなの声.3
No.00 防水コードバン(写真は2016年度モデル)
カタログで実際の生地に触れた瞬間、その質感に一目惚れしてコードバンのランドセルを選んだとのこと。触り心地をとても気に入ったようで、「触ってみて!」とまわりの方々に自慢しているそうです。親御さんからも「肌触りがよく、上品な光沢加減に大満足」との声をいただきました。
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池田屋の本革ランドセルの人気モデルをご紹介
最後に、池田屋で人気の本革製(牛革)のランドセルをご紹介します。
男の子に人気
アースブルー(モデル:No.01)
アースブルーは、宇宙から見た地球の色をテーマにしたカラーです。シンプルステッチで全体的に同色でまとめられていて、落ち着いた印象に仕上がっています。素材の質感を楽しめる、牛革製ランドセルのスタンダードモデルです。
クロ×ゴールド(モデル:No.05)
シンプルなクロをベースにしたランドセルです。ステッチにゴールドカラーを取り入れることで、さりげない上品さを演出。落ち着いた印象ながら、どこか華やかさを感じるランドセルに仕上がりました。
アカ×クロ(モデル:No.09)
本体色がアカ、ふちなどの一部分がクロのツートーンカラーが目を引くランドセルです。個性が光る組み合わせなので、まわりと被りたくないお子様にもおすすめです。
女の子に人気
ミルク(モデル:No.01)
ツヤを抑えたパステルカラーのランドセルです。牛革の風合いに、やさしいミルク色が絶妙にマッチしています。
モカ×ベージュ(モデル:No.05)
少しスモーキーさのある落ち着いた色味のモカに、ベージュのステッチが溶け込んでいます。大人っぽいデザインが好みのお子様にもおすすめです。
ペールラベンダー×ミルク(モデル:No.09)
パステルカラーのラベンダーの本体に、フチのミルクが映えるランドセルです。可愛らしいと同時に、落ち着きも感じさせる色合いです。
まとめ
本革製のランドセルは人工皮革製と比べて丈夫で高級感があり、背負い心地の良さが魅力です。その一方で重くて水に弱く、価格が高くなりがちなところもあります。
池田屋のランドセルは、本革と人工皮革を組み合わせたハイブリッド構造を採用しているため、すべて本革で作られた一般的なランドセルに比べて軽く、防水性にも優れています。そのため、機能面を心配することなく、お子様のお気に入りのカラーやデザインでお選びいただけます。
また、今回「みんなの声」でご紹介したように、実物に触れることで人工皮革から本革に考え直すケースもありました。素材の違いはホームページやカタログだけでは分かりにくいものです。実際に目で見て、手で触れて確かめてみてください。
池田屋では展示会はもちろん、全店舗ですべてのモデルとカラーのランドセルをご覧いただけます。お店に行くのが難しい場合は、ご自宅までランドセルをお届けするレンタルサービスが便利です。
またテレビ電話サービスを併用すれば、店舗でスタッフと話す感覚で気になることを直接確認できます。お子様と一緒に、お気に入りのランドセルを探してみてはいかがでしょうか?