お子様がランドセルを楽に背負うには、肩ベルトが重要って知っていましたか?肩ベルトが身体にフィットしていれば、荷物をたくさん入れても負担少なく背負えますよ。ランドセルを選ぶときは、肩ベルトの形や素材、背カンの種類に注目してみてくださいね。
今回は、肩ベルトの種類や正しい調整方法をご説明します。
【この記事で分かること】
・ランドセルの快適さと肩ベルトの関係
・肩ベルトの種類と特徴
・正しい肩ベルトの調整方法
ランドセルは肩ベルトで快適さが変わる
ランドセルの背負い心地は、肩ベルトによって大きく変わります。肩ベルトが身体に密着していないと、重さが一カ所に集中してしまい、重く感じることがあります。さらに、肩が擦れたり食い込んだりして痛みを感じる原因にもなります。
なので、ランドセルを選ぶときは、肩ベルトのフィット感に注目しましょう。肩ベルトが身体にしっかりとフィットすれば重さが均等に分散されるので、実際よりも軽く感じられます。肩の擦れや食い込むこともなく、快適に背負うことができます。
肩ベルトの形や種類はメーカーごとに違うので、試着がおすすめです。池田屋では、全モデルのランドセルを店頭や展示会で確認できます。実際にランドセルを背負って、肩ベルトのフィット感を確かめてみてください。
ランドセルの肩ベルトの基礎知識
ここではランドセルの肩ベルトの形状や素材、背カンの仕組みについてご紹介します。
形はS字型とストレート型の2種類がある
S字型 |
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ストレート型 |
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肩ベルトの形状は、S字型とストレート型の2つに分けられます。S字型は脇あたりでカーブを描いた形になっていて、ストレート型はその名のとおり真っすぐな形状です。
どちらが背負いやすいのか気になると思いますが、靴や服と同じように、お子様の体型や肩の形によって合う・合わないがあります。
たとえば、S字型は「S」の形状を活かして身体に沿った形ですが、カーブが身体に合わないお子様もいます。見た目のイメージや情報だけで決めずに、実際にS字型とストレート型の両方を背負ってみて確かめるのがおすすめです。
池田屋の肩ベルトは、オリジナルの「フィットライン設計」を採用。成長に合わせて最適なポジションに調整しやすい形です。
肩ベルトの素材は本体の素材と同じ場合が多い
肩ベルトに使われる素材は、主に牛革と人工皮革の2種類です。どちらも基本的に、ランドセル本体と同じ素材が使われています。
例えば、牛革製のランドセルなら肩ベルトも牛革製。人工皮革製のランドセルなら肩ベルトも人工皮革を使うことが多いです。ただ、コードバン製のランドセルの場合は、牛革の肩ベルトがよく使われます。
牛革は引き裂きに強くて、とても丈夫な素材です。使い続けるうちに身体になじみやすく、フィットしやすい特徴もあります。一方で人工皮革は雨や汗に強く、シミになりにくいのがメリットです。
池田屋では、超軽量モデルを除くすべてのモデルに牛革と人工皮革を組み合わせた肩ベルトを採用しています。負荷がかかりやすい表面と下ベルトには丈夫な牛革を使い、身体に触れる裏面には汗に強い人工皮革を使うことで、丈夫さと水への強さを両立させました。
なので、素材による違いを気にせずに、好みのランドセルをお選びいただけます。
背カンの仕組みはメーカーごとさまざま
背カンは上向きに固定されているタイプと、ベルトの付け根が自由に動くタイプの2種類があります。さらに、動き方には固定されたままのタイプ、左右が連動して動くタイプ、左右が別々に動くタイプの3種類があります。
どれが良いかはお子様によって異なるので、実際に背負って試してみるのが一番です。
左右の肩ベルトが固定されているタイプ |
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左右の肩ベルトが連動するタイプ |
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左右の肩ベルトが別々に動くタイプ |
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池田屋のランドセルでは、上下左右に自由に動くオリジナルのパーツを使っています。このおかげで、お子様の体型に合わせて肩ベルトが自然に立ち上がり、スキマなくフィットします。
肩ベルトの正しい調整の仕方
ここからは、ランドセルの調整の仕方、その際に見るポイントをご紹介します。お子様の成長や季節で変わる服装の厚みに合わせて調整してみてくださいね。
<肩ベルトの調整の仕方 ※池田屋の場合>
1.上から2番目と3番目の穴を使ってベルトを組む
フィットさせようとして肩ベルトを短くしすぎてしまうと、着脱のしにくさや身体への締め付けなど、お子様の負担につながってしまうことがあります。なので、ほとんどのお子様は2番目・3番目の穴の使用で問題ありません。
2.お子様にランドセルを背負ってもらう
お子様に気を付けをしてもらった状態で、背中とランドセルの背板が平行になるようにします。
3.お子様の横から、肩の高さとランドセルの頭の位置を確認する
ランドセルの頭と肩の位置が同じか少し下であればOK。肩よりも高い位置にランドセルの頭がある場合は、ベルトの穴の位置をひとつ下げます。
<調整するときに見るポイント>
- 肩とベルトがスキマなくフィットしているか
- 肩ベルトが首や肩に食い込んでいないか
- 腰の部分にランドセルのヘリが食い込んでいないか
※背中部分はパーツが身体に当たらないよう、あえてスキマが空くようになっています。
ちなみに、肩ベルトの調整金具は多くの場合バックルベルトを使いますが、池田屋ではオリジナルのギボシベルトを採用しています。
このベルトは出っ張りがないので、一般的なバックルベルトのようにバックルがわき腹や肘に当たったり、留め具の先端が当たってケガをしたりする心配がありません。
まとめ
ランドセルの快適さは、肩ベルトによって大きく変わります。形や素材などさまざまな種類があるので、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。また、背カンの仕組みもメーカーごとに違います。
池田屋のランドセルは背カンが上下左右に自由に動く設計なので、どんな体形にもフィットします。さらに、超軽量モデルを除くすべてのモデルに牛革製の肩ベルトを採用しており、使うほどにお子様の身体に馴染んでいくのが特徴です。
どのメーカーのランドセルが合うかは、実際に背負って確かめるのがおすすめです。
池田屋では、展示会やお店ですべてのモデルのランドセルを展示しています。店舗に行くのが難しい方にはレンタルサービスをご用意。気になるランドセルがあれば、ご自宅にお届けいたします。さらにスタッフとのテレビ電話を通じて質問やアドバイスを直接受けられるので、店舗にいるような気持ちで安心して選べます。
ぜひ池田屋のサービスを活用して、お子様にぴったりのランドセルを一緒に見つけてあげてください。