牛革をはじめとした本革はとても丈夫で、使うほどに柔らかくなってなじんでいく素材です。ただ、「6年間も使うランドセルとして選んだときに、ボロボロにならないかな?」と不安に思う方もいるかもしれません。
昔は牛革のランドセルというとお手入れが大変なイメージがありましたが、現在は加工技術が進んで、ボロボロになりにくいものがほとんどです。きれいな状態を保てるように、正しい使い方や取り扱いの注意点を知っておきましょう。
【この記事で分かること】
・牛革ランドセルはボロボロになるのか
・池田屋のランドセルのお手入れ方法
・牛革ランドセルを使うときの注意点
牛革ランドセルはボロボロになる?
最近のランドセルは、革の加工技術が進んでとても丈夫になっています。正しく扱えば、ボロボロになる心配はほとんどありません。
ただ、メーカーによっては「濡れたらすぐに拭き取ってください」といったように、お手入れ方法が指定されている場合があります。こうしたお手入れを忘れたり、間違った扱い方をしたりするとランドセルが傷んでしまうことがあります。
特にヌメ革のように表面加工が施されていないランドセルは、日ごろのメンテナンスがとても大切です。
池田屋のランドセルは特別なお手入れ不要
池田屋の牛革ランドセルは特殊なコーティングが施されているので、特別なお手入れは必要ありません。たとえ雨で濡れてしまっても、気になる部分を軽く拭き取るだけでOKです。汚れが気にならないなら、そのままにしておいても問題ありませんよ。
下の画像は、特別なお手入れをせずに6年間使われた池田屋の牛革ランドセルです。
細かいキズや汚れは少しありますが、ひび割れや表面の剥がれなどの劣化はほとんど見られませんでした。このように、お手入れの手間をできるだけ減らしながら、長く快適に使えるのが池田屋ランドセルの魅力なんです。
牛革ランドセルを使う際の注意点
メーカーやモデルによって違いはあるものの、牛革ランドセルには次のような注意点があります。
- ドライヤーなどの強い熱をあてない
- メーカーが指定するお手入れ方法を守る
- 防水スプレー・日焼け止め・虫よけスプレーは使用しない
- かぶせを折り曲げない
- ランドセルカバーは定期的に取り外す
それぞれ、どのようなことに気をつけるのか見ていきましょう。
ドライヤーなどの強い熱をあてない
牛革は天然皮革ならではの高級感と丈夫さが魅力ですが、熱に弱いという特徴があります。
たとえば、濡れたランドセルを早く乾かそうとして、ドライヤーやストーブなどの強い熱をあてるのはNGです。牛革の主成分であるタンパク質が熱で変化し、変形やひび割れの原因になってしまいます。
濡れてしまったランドセルは、乾いたタオルでやさしく水分を拭き取り、風通しの良い日陰で自然に乾かすのがおすすめです。この方法なら、革を傷めることなくきれいな状態を保てますよ。
メーカーが指定するお手入れ方法を守る
牛革ランドセルを長く使うには、メーカーが定めているお手入れ方法をきちんと守ることが大切です。
汚れがついた場合、固く絞ったタオルで拭いたり、皮革用クリーナーを使ったりと、メーカーによって具体的なお手入れ方法が示されている場合があります。
なかには、池田屋のランドセルのように特殊な加工が施されていて、特別なお手入れが不要なものもあります。
メンテナンス方法が気になったら、説明書を確認したうえで不明な点を問い合わせると安心です。
防水スプレー・日焼け止め・虫よけスプレーは使用しない
牛革ランドセルに防水スプレーが使えるかどうかは、メーカーによって判断が異なります。ただ、使い方を間違えるとシミや変色の原因になることもあるので、基本的には使わないほうが良いです。
日焼け止めや虫よけスプレーも、シミや変色が起きる恐れがあるため使用しないように注意しましょう。たとえば意図していなくても、登校時に親御さんがお子さまに虫よけスプレーをかける際にランドセルにもかかってしまったり、日焼け止めを塗った手でランドセルに触ってしまうことがあるかもしれません。
虫よけスプレーや日焼け止めを使う際は、ランドセルに付かないよう気をつけてくださいね。
かぶせを折り曲げない
ランドセルの素材に関係なく、かぶせ(ランドセルのフタ部分)を必要以上に折り曲げたり、無理に反らして開閉したりするのはやめましょう。
こうした扱い方をすると、シワの原因になります。
特に牛革は、折り曲げをくり返すとシワがつきやすい素材です。ランドセルを開けるときは、背あてを下にして置き、かぶせを反らさないように注意しましょう。
池田屋の「ソフトカブセ」は、芯材を使わずに柔らかく作られているので、硬いかぶせよりもシワや折り目がつきにくい構造になっています。
ランドセルカバーは定期的に取り外す
ランドセルカバーをずっとつけっぱなしにしていると、湿気がこもってカビやシワの原因になることがあります。カバーの素材によっては、ランドセルに模様が移ってしまうこともあるんです。
なので、ランドセルカバーは週に1回以上外して、状態をチェックしましょう。カバーに砂やホコリがついている場合は、中性洗剤を薄めた水で拭き取るときれいになりますよ。
まとめ
牛革のランドセルは、革の加工技術が進んだおかげで、入学から卒業まで使い続けてもボロボロになりにくくなっています。きれいに保ちたいなら、天然皮革の特徴をふまえて正しく扱うことが大切です。
たとえば、ドライヤーなどの強い熱をあてないこと、かぶせを無理に折り曲げないことなどに注意しましょう。防水スプレーや日焼け止め、虫よけスプレーは、シミや変色の原因になります。
ランドセルをきちんとお手入れすれば、牛革ならではの高級感や風合いを保ちながら、6年間快適に使えます。
池田屋のランドセルは、どのモデルも独自のコーティングが施されているので、お手入れがとても簡単です。「傷んでしまうかな」と心配することもなく、安心して使えますよ。ぜひ、池田屋のランドセルを検討してくださいね。