夏が終ってしまった寂しさ。
新学期がスタートするワクワク感。
そして、宿題が終わってない焦りと罪悪感。
アラフォー世代の私が小学生の頃、9月1日はさまざまな思いが交錯する複雑で特別な日でした。
でも今の小学生にとって9月1日は、8月の終わりから学校が始まっているので、何でもない普通の日のようで。
むすこがもう4年生になるのに、いまだ8月からランドセルを背負って通学する小学生の姿に慣れない私。
そんな私は、時代遅れの古い人間なのでしょうか?w
さて、時代や慣わしは変わっても、今も昔も9月1日は「防災の日」。
みんなで避難訓練をして、防災について考える日です。
しかし、小学校当時の記憶として残っているのは、灼熱の運動場とクラクラしながら聞いた校長先生のありがたいお話し。
当然、訓練の内容はその日のうちに頭から抜け、次の9月1日が来るまで防災について考えることはほとんどありませんでした。
そんな私が防災を意識するようになったのは、お恥ずかしい話しですが、東日本大震災を体験したあの日から。
私はあの日、新宿のオフィスで、「まさかは本当にある」ことを知りました。
幸いにも家族、親族、仲間はみんな無事でしたが、震災後しばらくはツイッター以外、すべて不通の状態だったので、連絡が取れなくてとても不安でした。
みんな無事なのか? どこかにいるのか? ケガはしていないか? 寒くないか?
大切な人たちと連絡が取れなかった数時間、とにかく不安でいっぱいでした。
あれから6年。
今、あのときに感じた不安について考えてみると、その不安の根底は「分からない」ことだったと思います。
どうしていいのか分からない。
どうなっているのか分からない。
分かっていれば、備えていれば、あのときもっと落ち着いて行動できたと思います。
備えあれば憂いなし。
避難場所や避難経路、家族の集合場所、連絡方法の確認に、防災グッズの見直しなど。
ささいなことですが、「知っておくこと、備えておくこと」は、やっぱり大事ですよね。
「防災の日」は今日一日ですが、内閣府では毎年、9月1日前後の一週間を「防災週間」と定めています。
今年の「防災週間」は、8月30日(水)から9月5日(火)までの7日間。
家族がそろう週末に、ゆっくり防災について考えてみるのも、いいかもしれませんね^^
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