先日、朝の情報番組で、全国の小学生のすごい自由研究を紹介していました。
どの研究も斬新な切り口で面白い内容でしたが、中でも興味深かったのが「日本のはんこ文化」をテーマにした小学4年生の自由研究。
その自由研究が↓↓↓こちら。
▼ 知ってる?? はんこってなんで押さなきゃいけないの? ~日本のとくべつな文化~
「プールカードにハンコがない人は入れません!」
そんな担任の先生の一言から始まった、佐久間さんの自由研究。
何でハンコがなきゃダメなの?
そもそもハンコって何でそんなに大切なの?
佐久間さんは自分で抱いた「?」に真っすぐ向き合い、図書館の本、街のハンコ屋さん、お父さんの職場仲間、お母さんの友人、インターネットなどさまざまな方法を駆使して疑問の真相にせまり、自分なりの答えを見つけていきます。
・どうしてハンコと呼ばれるのか?
・ハンコはいつからあったのか?
・いまハンコが使われている国は日本と〇〇だけ!?
へぇ~!と納得のマメ知識からそうだったのか...と感心してしまうマニアックな知識まで。
54ページにわたる超大作は単なるうんちく集ではなく、疑問→仮説→調査→検証→考察の流れをしっかりと踏んだまさに研究。
レイアウトやデザインも工夫されてとても読みやすく、何よりも説得力のある内容でした。
特に最後のテーマ「ハンコの未来」は、新聞の社説さながらの鋭い切り口で問題の核心に迫り、ハンコに何の思入れのない私もついつい考えさせられてしまいました。
大人も勉強になる佐久間さんの自由研究、実にお見事でした。
ちなみこちらの作品は図書館振興財団さんの『第23回 図書館を使った調べる学習コンクール』にてなんと“文部科学大臣賞”を受賞されたそうです。
おめでとうございます!
なかなか奥深い自由研究の世界。
これからも注目してみたいと思います^^