池田屋ランドセルは防水力に優れた、水に濡れても大丈夫なランドセル。
池田屋清水店店長の池田です。
入学式を終えてひと段落ついた頃から夏休み前くらいまで、店頭にランドセルのカバーを買いにこられる方が増えます。
入学後初めての大雨のとき、びしょびしょになったランドセルを見て心配になった方や、お友達がランドセルにカバーをかけて使っているのを見て欲しくなったお子さまからねだられて探しにくる方もいらっしゃいます。
そこで、ランドセルカバーは必要なのか、目的にあったカバーはどれなのかを整理しておきます。
ランドセルカバーの目的
ランドセルにカバーをかける目的は主に3つあります。
- 雨除けのため
- カブセ部分の汚れや傷を防ぐため
- 飾りのため
いくつか種類がありそれぞれ使う目的が異なるのです。
1.雨除けのためのカバー
一般的にランドセルの雨カバーというものはシャワーキャップのような形をしており、ランドセルをすっぽりと覆うようにかぶせて使います。
ランドセルが雨に濡れて縫い目から水が入ったり、表面素材が水を吸って傷んだりするのを防ぐために使用するものです。
ただし、池田屋ランドセルは全モデル雨にとても強い作りになっており、基本的に雨カバーは必要ありません。
なぜなら、どのモデルの素材も防水の表面加工がしっかりと施されており、素材自体が水を含んで傷むということがないからです。
濡れてしまっても登下校後にタオルで水分を拭き取れば大丈夫。防水スプレーやクリームによるお手入れも不要です。
ランドセルの中に水がしみないハイパール樹脂フレーム
さらに、縫い目(針穴)からの水の侵入を防ぐ対策も万全です。
大マチの内部にハイパール樹脂フレームというコの字型の樹脂フレームをはめ込むことで、本体外側に見えている縫い目が内部まで貫通せず、その縫い目を伝って水が入ることがない構造になっています。降雨室での実験でも内部への水の侵入がないことは確認されていますので安心してお使いください。
それでもランドセルが雨に濡れるのが気持ちとして嫌だという方や、傘をうまく持てなくてどうしても横から水が入ってしまうお子さまのために池田屋ランドセルでも雨カバーをご用意しています。
池田屋ランドセル専用 交通安全カブセカバー
実際にカバーを使う際には、濡れたカバーをどう片づけるかも考えておく必要があります。
水分を拭きとって畳んでポケットにしまう、もしくはビニール袋に入れるなど、お子さまがどこまでご自分でできるのか一緒にシミュレーションしてみるといいですね。
2.カブセの汚れやキズを防ぐためのカバー
せっかく買ったピカピカのランドセル、できるだけきれいに使ってほしいと願う保護者さまは多いです。特にランドセルの顔とも言えるカブセは面積も広く目立つパーツなのでキズや汚れからは守りたいですよね。
池田屋ランドセル専用 透明カブセカバー ピンク
そこで役立つのが池田屋ランドセル専用の透明カブセカバー。
カブセ前面をしっかり覆って保護します。
登下校の際やロッカーにしまうときなどにこすれやすいカブセをできるだけ長い間きれいに保ちたいのであれば、早めにカバーを付けることをお勧めします。
カバー自体は消耗具合を見て買い替えてください。
池田屋ランドセル専用 透明カブセカバー ピンク
子どもが使うものだし多少の汚れやキズは気にしない、ということであれば装着する必要はありません。ランドセル本体の汚れが気になったら水拭き、もしくは中性洗剤を少しつけて拭くだけでお手入れは十分です。
また、素材表面に多少キズがついたくらいでは防水力等の機能的な劣化は起こりませんので、そのまま安心してお使いください。
池田屋ランドセル専用 半カブセモデル用透明カブセカバー ブラウン
3.飾りのためのカバー
実は前述の透明カブセカバーを飾りの目的で使用することもできます。
池田屋ランドセル専用 透明カブセカバー 左からパープル、クロ、アカ、ブルー、ブラウン、サックス、ピンク
ランドセル本体はできるだけシンプルなものを選び、カブセカバーのカラーパイピングによってコンビカラーのフチを疑似的に再現するのです。お子さまが色選びの際に迷ったときなどにカバーの使用を提案してみるのもいいかもしれません。
その他にも、ランドセル本体にデコレーションのための刺繍シールを直接貼ることに抵抗がある場合は、このカブセカバーにシールを貼るという手もあります。
池田屋ランドセルは、高い耐久性防水性を6年間保つために、機能的に必要なミシンしかかけていません。飾りのためのステッチは1本も施されていません。
かわいらしい刺繍やラインストーンの飾りをつけていないのも、お子さまの成長が著しい6年間を通して違和感なく使い続けられるデザインにするためです。
しかし、かわいいデザインにしたいというご希望にもお応えするために、後で剥がせる刺繍シールを別売りパーツとして販売しています。
刺繍シールはランドセル本体に直接貼り付けても問題ありませんが、シールを貼ることに抵抗感がある方は透明カブセカバーに貼るという方法もご検討ください。
池田屋ランドセル専用 刺繍シール
4.オリジナルカバーでグレードアップ
透明のカブセカバーでは物足りないという方は、完全オリジナルのランドセルカバーが作れる『ワンダーランドセル』をぜひご利用ください。
お子さまや保護者さまが描いた絵の原画を、専用の返送パックに入れて池田屋に送っていただくと、約1か月後にその絵がまるまる転写されたカバーができあがってきます。
お子さまの絵の上達具合に合わせて新調していくのもいいかもしれません。
世界で1つだけの特別なランドセルカバーで、学校へ通うのがより楽しくなるといいですね。
池田屋ランドセル オリジナルカバーが作れるワンダーランドセルのサンプル
一口にランドセルカバーと言っても種類や使い分けが必要なことはおわかりいただけましたでしょうか。
繰り返しになりますが、どのランドセルカバーも池田屋ランドセルには絶対に必要なアイテムというわけではありません。
しかし、ご心配事やデザインをカスタマイズしたいというご希望に合わせて取り入れることで、より快適に楽しくランドセルをお使いいただけます。
雨カバー、透明カブセカバー、刺繍シールは年間通して実店舗およびネットショップで販売しており、ご入学後でもご購入いただけます。ご不明な点はご遠慮なくお問い合わせくださいませ。