COLUMN読みもの

たからの木。

コラム

むすこの背中,



先日、むすこに叱られてしまいました。

その原因となったのが、こちらの木の棒。



たしかに人気RPGの魔法使いが持ってそうな形のいい木ですが、玄関の前に転がっていて邪魔だったので、何も考えずに捨ててしまったのが事の発端。

学校から帰るなりお母さんに「 ねぇ! 木の棒どこ!? 」と詰め寄るむすこ。

もしかして、さっき捨てた木の棒???

完全にゴミだと思っていたので、軽い感じで「 捨てたよ~ 」と言ったら、血相を変えて外のゴミ箱へ。

えっ? なになに?

どうしたのか見に行くと、ゴミ箱から木の棒を救出して、ゴシゴシ洗いはじめたのです。

あっ! と思いすぐに謝ると、しばらく無言の時間はありましたが、何とか許してもらうことができました。

よかった...

あとで妻に聞いてみると、なんとこの木の棒、3年前に海で拾って以来ずっと大事にしてきたそうなのです。

なるほど。私も子どものころ、似たような記憶があるような、ないような。

まぁ、良かったのか悪かったのか分かりませんが、むすこの徹底的なクリーニングにより、拾ってきたときよりもキレイになった木の棒。

今はちゃんと専用の置き場が設けられ、無頓着な親父に捨てられてしまうリスクも大幅に軽減されました^^

たかが木の棒、されど木の棒。

彼にとっては、たからものなんでよすね。

これからは捨てる前に、しっかり確認しようと思います。

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